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7月末にBlogを始めると宣言して、1か月ぐらいあいてしまいました。始めるぞといった矢先に流行り病になってしまい療養をしていました。まだ当サイトに訪れていただいている方はほぼいないとおもうので、気を取り直して書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

中小規模のIT組織の現状と課題

中小規模のIT組織の場合、IT環境整備を内製化している事は少なく、システム企画(こんなものが欲しい)という希望を伝え提案してもらい導入する形態が多いのではないでしょうか。
 本サイトのBlogを記事の前提環境(詳細はこちら) においても、”IT運営の基本的な考え方は、共通部分は情報システム課により整備が行われるが、各課により必要となるシステムは、課独自で調達される”と日本の中小規模のIT組織のでありがちな、経営層は「ITのことはよくわからない」ので現場主体で進めた結果、個別最適されたシステムが出来上がり、組織全体で見たときには非常に効率が悪かったり、ガバナンス上問題が含まれるシステムが構築されているケースが多々あります。なぜこのようなシステムが構築されるかの要因となる中小規模向けのIT環境の課題例を以下に記載したが、経済産業省発行のレポート(※参考資料)においても類似する課題の記載があることから、差はあるにせよ、日本のIT環境には似たような課題があると推測できるのではないかと思います。

※参考資料(経済産業省発行 / DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

課題(一例)

  • 経営、事業部門の課題
    • 各種媒体や、同業他社の事例から、DXや、システム投資への理解や認知は上がりつつあるが、経営層が適切に関与できず、現場主導となってしまい、個別最適化や、サイロ環境が生まれてしまう。(これは中小規模組織に限らず大手企業においても問題となるケースは多くあり、システムトラブルなどでも度々問題視されている事例がある。)
    • 実績、リスクを重視するあまり、新規ベンダーや革新できな提案よりも、これまで付き合いのあるベンダーとの取引を好み、新しい取り組みが難しい。
      (経営・事業部門に対し、適切な情報提供や、アドバイスができていないIT部門の問題であるかもしれない)
  • IT部門の課題
    • ガバナンス
      • IT部門の対象範囲が不明瞭
        IT技術には、一定の知識が求められる為、IT関連の業務と識別されると、何でも屋のようにすべて対応させられてしまう。
      • IT部門が関与していないシステムに対する支援を求められれ、想定していない対応工数が発生したり、責任転嫁される。
        想定IT環境の「IT環境」にも”運用は調達した課により行われるが、自分たちで解決できない障害が発生すると、「情報システム課」へ助けを求めることもある。”こんなこと皆様の環境でもありませんでしょうか?
    • コスト
      • IT関連費用の評価が正しく行われず、費用の多くを現行ビジネスの維持・運営の為のコスト利用となり、新しい取り組みに対しての投資しにくい。
        経営側から見ると多額のIT支出をしている認識であるが、その内訳がどうなっているか理解できていないため、新たな支出に対して、非常にシビアな見方となる。
    • 人材問題
      • 事業会社でITを専業としていない場合、人材の教育・確保が非常に困難。
        経済産業省発行 / わが国におけるIT人材の動向 にも記載があるが、日本ではIT人材の多くはIT関連企業に従事していることが多い。これは日本の雇用モデル(仕事内容ではなく組織に所属)することに大きく影響を受けている。そのため、IT人材が中小規模の事業会社に集まりにくく、IT環境の変化のスピードが速い状況にも関わらず、教育機会が十分でない場合が多い。

課題解決のキーワード

上記のような課題を解決するためのキーワードとして、本サイトでは、「クラウドコンピューティング」と「ITサービスマネジメント」を活用し、中小規模向けのIT環境の課題解決のヒントとなる情報発信をしていきたいと考えています。クラウドコンピューティング技術の深い解説や、ITサービスマネジメントのアカデミックすぎる内容にならないように、注意しながら書いていく予定です。

  1. クラウドコンピューティング
    中小規模向けの組織に対し、クラウドコンピューティングを活用することで、どのような課題が解決されるのか、クラウドコンピューティングとは何か?から始まり、導入検討から、維持、管理について、一部サービスなどは動画などを交えて解説していく予定です。
  2. ITサービスマネジメント
    ITサービスマネジメント(ITSM)はあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、「Information Technology Service Management」の略となり、その活動は、エンド・ユーザーのニーズやビジネス目標に対応するITサービスを計画、提供、継続的改善し、サービスを提供し続けるすることで、IT部門に求められる「ビジネスへの貢献」という期待に継続的に応えるための活動となります。ITサービスマネジメントのデファクトスタンダードなフレームワークの「ITIL」を使用し、中小規模IT環境でどのようにITサービス・マネジメント導入し、IT環境の品質の向上、コスト適正化、リスクの低減などを実現するのかを解説していく予定です。

次回予定

課題解決のキーワード1.のクラウドコンピューティングについて書いていきたいと思います。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。ご意見、ご感想あれば、Twitter DM、お問い合わせフォームからお願いします。